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風に揺れる、アオツリバナの実

白谷雲水峡には弥生杉や奉行杉など名前の付いた杉が複数存在しています。また、それらの杉には様々な植物が着生しており、二代大杉では実をつけたアオツリバナを見ることができます。
細長い柄の先に実をつけるので 今にも落ちてしまいそうな頼りない印象を受けますが、先日の台風にも耐えるほどの力強さも持っています。

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山の中の奇妙な住人、ザトウムシ

白谷雲水峡の弥生杉コースを歩いていると、クモのような形をした奇妙な生物を見かけることがあります。
これはザトウムシと呼ばれる生物で、クモではなくダニの仲間とされています。
日本ではアニメキャラクターの モデルとされたり、外国では「足ながおじさん」と呼ばれるなど、その独特な動きと姿で愛されています。
歩道の手すりの上を歩いていることが多いので、見かけたら道を譲ってあげて下さい。

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山の百面相、カクレミノ

白谷雲水峡の動植物たちをよく観察してみるとその多様性に驚かされます。
中でもカクレミノと呼ばれる植物は切れ込みの全く無い葉や3~5に裂けるものがあり、同じ枝から生えているものでもその姿は様々です。
白谷雲水峡入口のトイレ付近では花をつけたカクレミノを観賞することができますが、かぶれる成分が含まれていますので肌の弱い方は触れないようにお願いします。

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(周辺には変色し落葉したものもあるので葉の違いをよく観察することができます) 


太鼓岩からの景色

本日は二十四節季の白露(はくろ)に当たります。気温が下がり露ができ始めることからこの様に呼ばれるそうです。
白谷雲水峡でも、ここ一週間の平均気温が約22℃と過ごし易い日々が続いています。 
太鼓岩からは力強い生命力溢れる濃緑の木々たちの姿を一望できます。

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秋の足音、赤く彩るカナクギノキの実

9月に入り白谷雲水峡も暑さが和らいできました。
このような気候の中、入口付近にあるカナクギノキの実も赤く色づき、秋の気配を感じさせてくれます。
和名の由来は木が成長すると樹皮がまだらに剥がれ落ち、その模様を鹿の子(カノコ)の体毛に見立てた為この様に呼ばれるそうです。

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