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明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

    


小さくて可愛らしい、ツガの実

本日の気温は約3℃、みぞれのような小雨が降り白谷雲水峡も本格的な冬へと入っていく様です。

様々な植物が見られる白谷雲水峡ですが、中でも大きな樹木の一つとしてツガが挙げられます。しかし、その巨体とは裏腹に実(松かさ)は約2cmと小さく、同じように松かさをつけるマツ科の植物と比べても小さい部類に入ります。
湿った状態では閉じているツガの実ですが、乾燥すると開いて松ぼっくりのようになります。
見た目が小さく可愛らしい形なので、リースやツリーなどの飾りに使われます。

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(飛流歩道にあるツガ)

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(左が乾燥したもの、右が湿っているもの)

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※辻峠から数cmほどの積雪。標高の低い所でもシャーベット状の雪が残っていますのでご注意下さい。


風に乗り命を繋ぐ、ヤクシマオナガカエデ

本日は北西からの冷たく強い風が入り込み白谷雲水峡の気温は約8℃ですが、それ以上に肌寒く感じる日となっております。
管理棟の前では強い風が吹くたびにヤクシマオナガカエデの種子が舞い、新しい命が飛び立つ様を見ることができます。 
ヤクシマオナガカエデの種子には果翼と呼ばれる羽根がついており、そのおかげで風に乗りより遠くへ自分たちの子孫を残すことが出来るようになっています。

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(飛び立つ前は房状に連なっています)

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風に乗り管理棟の中にまで入り込んだヤクシマオナガカエデの種子)


紅い実が福を呼ぶ、センリョウ(千両)の実

ここ一週間の平均気温が約9.7度と冷え込み、山の木々たちも徐々にその姿を変え始め、白谷雲水峡もこのまま冬の季節へと移っていくようです。
その様な気候の中、道脇に一際目立つ紅い実をつけた植物がよく見られます。
これはセンリョウ(千両)と呼ばれ、その美しさと名前から正月の縁起物とされています。
また人との係わり合いも古く、冬の季語として俳句などにも登場します。

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(弥生杉コースには倒木の上に着生した多数のセンリョウが見られます) 


白谷雲水峡「森林教室」のご紹介

10月25日白谷雲水峡にて森林教室が行われ、一湊小学校全校生徒57名が参加されました。
天候にも恵まれ登山日和の中、 白谷雲水峡入口から太鼓岩まで往復約6kmの道のりをケガもなく無事に歩くことができました。
自然の学び舎で教わった事を忘れることなく、これからもすくすくと元気に育ってほしいと思います。

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(朝の気温は12℃で少し寒い中開会式が行われました)

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(憩いの大岩も楽々と踏破)

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(真剣な眼差しで実ったナナカマドの説明を受ける子供達)

sinrinkyousitu mominoki
(道中にあるモミの木の大木。見上げても上部は良く見えず)

sinrinkyousitu kokemusumori
(苔むす森にて山岳ガイドより説明を受ける子供達)

sinrinkyousitu syougousyasin
(最後まで笑顔。お疲れ様でした)