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森の中に黄色い羽毛がよく映える、キビタキ

本日午後1:00現在の白谷雲水峡の気温は約27℃で天候は曇り、風も吹き始め雲も濃くなってきましたので一雨降るかもしれません。雨具を忘れずに携行して下さい。

白谷雲水峡の夏を代表する野鳥の一つにキビタキが挙げられます。
夏の暑い中でも、森の中を元気よく飛んでいる姿が見られます。
鳴き方が非常に豊富で「ヒッ、ヒッ」と短く鳴く事もあれば、「ヒロロロ・・・」 と鳴く事もあります。
森の緑の中では黄色い羽毛はよく映えるので、注意深く観察すれば枝で一休みしているキビタキを見つけられるかもしれません。

キビタキ1

キビタキ2

キビタキ3
(背中には黄色と白の模様があり、細身の体と相まって凛々しい印象です。) 


白谷雲水峡管理棟に珍客現る

本日午前11:00現在の白谷雲水峡の気温は約26℃、天候は朝方の快晴が嘘のように曇り始め、今にも降りだしそうな曇り空となっています。

白谷雲水峡で見られる哺乳類といえばサル・シカが大半で、それ以外の哺乳動物についてはあまり見る機会がありません。
その貴重な哺乳動物の一つであるコイタチが白谷雲水峡管理棟の物置小屋に入り込み、その可愛らしい姿を私達の前に見せてくれました。
運がよければ山中でも出会うことがありますので、散策の際にはよく探してみてください。

コイタチ1

コイタチ2

コイタチ3
(俊敏な動きで小屋の中を駆け回った後、わずかな隙間から逃げて行きました)


神が宿るとされる神聖な木、サカキ

本日15:00現在の白谷雲水峡の気温は約27℃、天候は快晴となっています。日差しが強くとても暑いのでこまめな水分補給を忘れずに。

古来より木々には神霊が宿るとされていますが、サカキと呼ばれる植物は神事にも用いられ特に縁の深い植物です。
標高の低いところでは6月頃に花期を迎えますが、白谷雲水峡にあるものは一足遅く現在見頃を迎えています。
漢字では榊と書き、古くから神の宿る木として信仰されていたことがわかります。

サカキ1

サカキ2

サカキ3
(葉の影に隠れるように2cmにも満たない小さな白い花をつけます)


梅雨の暑さを和らげる涼しげな花、シライトソウ

本日15:00現在の白谷雲水峡の気温は約23℃で、天候は曇りとなっています。
今週に入りヒメハルゼミも鳴き始め、長かった梅雨の終わりも近いようです。

気温・湿度ともに高い日の登山は普段以上に疲れてしまうものですが、白谷雲水峡の歩道脇にはシライトソウと呼ばれる涼しげな花が咲いており、 少しばかり夏の暑さを和らげてくれます。
漢字では白糸草と書き、こちらの方がより涼を感じさせてくれると思います。

シライトソウ1

シライトソウ2

シライトソウ3
(あまり目立ちませんが近くで見るとおしべやめしべなど、花として必要な器官を持っていることが分かります)


木や岩に絡んで伸びる、イワガラミ

本日午後1:00現在の白谷雲水峡の気温は約21℃で、天候は午前には見えていたお日様も陰り、先ほどから雨が降り始めました。増水の恐れもありますのでご注意下さい。

梅雨が長くジメジメした気候が続きますが、その様な気候を好む植物もあり、イワガラミもその一つです。
白谷雲水峡の駐車場にあるものはホソバタブと呼ばれる木にツタを絡ませており、よく見上げないとその姿を見ることは出来ませんが、一枚ずつしかつけない装飾花は他の花にはない独特な上品さがあります。

イワガラミの花

イワガラミの花
(白い花びらに見えるのが装飾花で中央の目立たないものが本来の花になります)

ホソバタブに絡まるイワガラミ
(ホソバタブにしっかりと絡まって成長しています)