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着生植物と寄生植物の違いは?

屋久島の山を散策すると,ヤクスギなど樹木にくっついて生活する植物をみかける,これが着生植物である。樹皮にくっついてそこから水分を吸収し,生活している。湿度の多い屋久島ならではの光景で,樹種の主なものはヤマグルマ,ヤクシマ石楠花,ナナカマドなどがある。人間生活にたとえるとアパート暮らし。
 一方他の植物に寄生し栄養分を吸収して生育するのが寄生植物である。屋久島で見られるものとしては,ヤッコソウ,ツチトリモチ,ナンバンギセルなどがある。こちらは下宿生活にたとえられる。


白谷のここがオススメです!

オススメ1)
 白谷雲水峡の売りは,なんと言ってもみずみずしい苔の美しさ。緑深い森に一歩足を踏み入れると,清冽な川の流れと水滴を蓄えた苔,1滴1滴の雫に生命の神秘を感じ,リフレッシュすること間違いなし。
オススメ2)
 楠川歩道を邁進し,40分ほど進むと映画「もののけ姫」のイメージの源となった苔むす森に到着。太古より息吹いてきた悠久の森には深緑の苔の森が広がる。
 視線に入る苔の緑に眼を癒し,20分ほど息を切らしながら,ちょっときつい山を登ると,辻峠に到着。そこから約30分更に急峻な山登りを終えると,標高1,050m巨大な一枚岩「太鼓岩」が現れる。360度見渡せる絶景は圧巻で,遠く九州最高峰宮之浦岳1,936mを望むことができる。白谷雲水峡を訪れたら,太古岩を目指すのが今や屋久島を旅する者の常識なのかも?