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雪景色の白谷雲水峡

昨夜から降った雪により、白谷雲水峡もすっかり雪化粧をして普段とは違う、凛とした姿がとても幻想的です。
朝9:00の気温は1℃、昼14:00で3℃と吐く息も白い大変寒い日となっていますので、登山される際は暖かい服装と雪上登山の装備をお持ちになって下さい。

雪の中の苔むす森

雪の中の白谷雲水峡

雪の中のくぐり杉

雪の中の沢
(さつき吊橋から先で約5cm、苔むす森から先で約10cm程の積雪が見られます)

雲間から見える翁岳
(太鼓岩からは雪化粧をした奥岳も見られます。中央の雲間に見えるのが翁岳1860m。)


山の真珠、イズセンリョウの実

本日の白谷雲水峡は晴れとなっていますが、気温は約2℃と大変肌寒い日となっております。

管理棟から駐車場へ向かう道の脇にはイズセンリョウと呼ばれる植物が、真珠のような乳白色の実をつけています。
花のつぼみも確認でき、厳しい冬の寒さの中でもしっかりと生命が息づいているのがよくわかります。


(乳白色で一際目立つイズセンリョウの実)


(あと1~2ヶ月ほどで開花すると思われるつぼみ)


(鋭くとがった鋸状の葉が特徴的です)



明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

    


小さくて可愛らしい、ツガの実

本日の気温は約3℃、みぞれのような小雨が降り白谷雲水峡も本格的な冬へと入っていく様です。

様々な植物が見られる白谷雲水峡ですが、中でも大きな樹木の一つとしてツガが挙げられます。しかし、その巨体とは裏腹に実(松かさ)は約2cmと小さく、同じように松かさをつけるマツ科の植物と比べても小さい部類に入ります。
湿った状態では閉じているツガの実ですが、乾燥すると開いて松ぼっくりのようになります。
見た目が小さく可愛らしい形なので、リースやツリーなどの飾りに使われます。

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(飛流歩道にあるツガ)

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(左が乾燥したもの、右が湿っているもの)

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※辻峠から数cmほどの積雪。標高の低い所でもシャーベット状の雪が残っていますのでご注意下さい。


風に乗り命を繋ぐ、ヤクシマオナガカエデ

本日は北西からの冷たく強い風が入り込み白谷雲水峡の気温は約8℃ですが、それ以上に肌寒く感じる日となっております。
管理棟の前では強い風が吹くたびにヤクシマオナガカエデの種子が舞い、新しい命が飛び立つ様を見ることができます。 
ヤクシマオナガカエデの種子には果翼と呼ばれる羽根がついており、そのおかげで風に乗りより遠くへ自分たちの子孫を残すことが出来るようになっています。

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(飛び立つ前は房状に連なっています)

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風に乗り管理棟の中にまで入り込んだヤクシマオナガカエデの種子)