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長い期間楽しめる花、リンゴツバキ

白谷雲水峡を歩いていると、歩道の上に散ることなく原型を保ったまま落ちている赤い花をよく見かけます。
これはリンゴツバキと呼ばれる植物で、白谷雲水峡のあちこちで見ることが出来ます。ヤクシマツバキとも呼ばれ白谷雲水峡を代表する樹木の一つです。
花びらと雄しべが筒のように根元でくっついているので花の形を保ったまま落花し、地面に落ちた後もしばらくは美しい姿で登山道を彩ってくれます。
早いものは12月頃から開花し、5月頃でも花が残っていたりと長い間楽しむことの出来る花となっています。

リンゴツバキ1

リンゴツバキ2

落花後のリンゴツバキ
(花が落ちても、めしべはしっかりと残りやがて結実します。)

落花したリンゴツバキのある飛流歩道
(飛流歩道には落花したリンゴツバキがちらほら見られます。)


生命力の強さを物語る、気根杉

本日15:00の白谷雲水峡の気温は約7℃で、曇り時々晴れの天気となっています。
強めの風が吹いていますのでご注意下さい。

白谷雲水峡の弥生杉コースには気根杉と呼ばれるスギがあります。
その名の通り大きな気根を持ち、また着生しているヤクシマオナガカエデと複雑に絡み合って、独特な姿をしています。
気根はよりたくさんの水分や空気を求めて幹から地面へと伸びて行き、最初はモヤシ程度の太さだったものがより太く成長していきます。
これほど大きい気根を持つスギはあまり見られず、スギが必死に生きようとする生命力の強さを物語っています。

気根杉

気根杉2
(根元では気根とヤクシマオナガカエデが複雑に絡まっています。茶褐色が気根で灰色がヤクシマオナガカエデ。)


落葉樹に葉を茂らせる半寄生植物、オオバヤドリギ

本日16:00の白谷雲水峡の気温は約7℃で、曇り時々小雨の天気となっています。

白谷雲水峡でよく見られる落葉樹の一つにヒメシャラが挙げられます。
落葉するので今の時期は葉のついていないものしか見られませんが、なぜか葉をつけたヒメシャラをいくつか見かけます。
これはヒメシャラがつけた葉ではなく、オオバヤドリギという寄生する植物によるものです。
オオバヤドリギは自らも葉を持つ「半寄生植物」であるため、宿主の木が落葉した後でもオオバヤドリギ自身の葉が残ります。

オオバヤドリギ
(落葉したヒメシャラに寄生するオオバヤドリギ。)

オオバヤドリギの実
(オレンジ色の丸いものがオオバヤドリギの実になります。)


騒がしいほどに大きく鳴く、ヒヨドリ

本日14:00の白谷雲水峡の気温は約8℃で、午前中は晴れていましたが、午後からは曇りの天気となっています。

今日は風も穏やかで、陽のあたるところでは日向ぼっこをするシカも見られました。
野鳥たちも普段より活発に動いており、あちらこちらで野鳥たちの囀る声が森の中に響いています。
その中でもヒヨドリの「ヒィーヨ、ヒィーヨ」という鳴き声はとてもボリュームが大きく少し騒がしいくらいです。
柑橘類が大好きで、今屋久島で収穫時期を迎えているタンカン畑などに降りては食い荒らす為、農家の方々には害鳥として嫌われています。

ヒヨドリ1

ヒヨドリ2
(ふわふわの羽毛に、ほっぺにチークを施したような茶色い模様がよく目立ちます。)


湿度差で姿を変える不思議なキノコ、ツチグリ

本日14:00の白谷雲水峡の気温は約10℃で、午前中は曇り時々小雨、午後からは曇りと晴れを繰り返す変わりやすいお天気となっています。

木陰などにひっそりと生え、あまり動かないイメージのキノコですが、種類によっては一晩で溶けてなくなったり、夜中に光ったりとアグレッシブな変化をするキノコもあります。
白谷雲水峡で見られるツチグリも、湿った時には胞子を出しやすくするため外皮が開きますが、乾燥した時には逆に外皮が閉じるため、とても同じキノコには見えません。

湿ったときのツチグリ
(湿ったときのツチグリ。袋に雨粒が当たると頭頂部の穴から胞子が噴出します。)

乾燥したときのツチグリ
(乾燥したときのツチグリ。固い外皮で胞子を守っています。)