記事の一覧

独特な形の実と虫こぶをつける、テイカカズラ

本日13:00の白谷雲水峡の気温は約17℃で天候は曇り、また昼からは霧も出始めて気温より冷えを感じる一日となっています。

白谷雲水峡でもよく見られるつる植物の一つにテイカカズラが挙げられます。
梅雨時期には風車のような形の白い花をつけますが、今の時期には仙人がつけるヒゲのような形の細長い果実をつけています。
晩秋にはこの果実が割れて、中からタンポポのような綿毛をつけた種子が飛び出し、風に乗って遠くまで運ばれるようになっています。
丸くてより果実らしいものも見られますが、こちらは虫に寄生されてできる虫こぶです。

テイカカズラの果実

テイカカズラの果実2
(2個で1対の細長い果実をつけますが、1個だけのも見られます。)

テイカカズラの虫こぶ
(いかにも果実らしくて紛らわしいですが、実に虫が寄生するとこのような形になります。)